医療保険の賢い選び方

医療保険は種類がたくさんあります。一般的に、加入年齢が高くなるほど保険料が高くなる傾向があります。また、慢性疾患を抱えていると保険へ加入しにくくなります。加入する際には保障内容と費用をよく吟味しておくことが重要です。

また、ある程度の年齢になってから保険加入しようと悠長に構えていると、本当に加入したい時には加入できなくなってしまうことがありますので注意が必要です。しかし、万全な保障を若いうちに備えようとすると保険料も高くなってしまいますので、健康なうちに基本となる終身保険に早めに加入し、必要に応じて見直すという方法がおすすめです。

保険の種類と選び方のポイントについて

医療保険は病気やけがで入院したり手術を受けたりした時に給付金が受け取れるタイプの保険です。基本保障に先進医療費などの特約や手術後に保険金を受け取ることができる給付金特約などに加入するなどができます。

1つの保険で保障を全てまとめておきたいという人には死亡保障などの主契約の保険に追加する形で加入できる医療特約がおすすめです。しかし、主契約の保険の解約でもって医療保障が終了しまうという特性があります。また、終身保障の主契約保険についている死亡保障はある年齢までしか保障が受けられないようになっているのが一般的です。

子どもがまだ小さい場合や貯蓄が少ない時期がある場合や独立して仕事が軌道に乗るまでの期間がある場合には、限定的に手厚い保障が受けられる定期タイプの医療保険で保障を上乗せする形で備えておくと安心です。

加入当初は十分な保障額だと思っても、医療を取り巻く状況は変化が大きく、定期的な保険の見直しが必要になります。単体の医療保険には様々な種類がありますので、ライフスタイルに合わせて必要に応じて見直すという方法がおすすめです。

がんという病気を保険対象とするがん保険があります。この保険はがんと診断された時に一時金が受け取れるタイプの保険で、がんでの入院では無制限に保障を受けることができます。しかし、がん保険ではそれ以外の病気やけがでの入院に対する保障は受けとれません。そのような場合は特定の病気の保障を手厚く保障している医療保険を組み合わせると安心です。

また、女性特有の病気を手厚く保障する保険に女性専用医療保険があります。女性特有の病気で入院や手術をした時には給付金が倍増されるといった点などで保障も充実しています。保険を選ぶ時にはニーズに応じて各保険の特性をよく知り、それぞれの保険のメリットとデメリットを比較した上で保険を選ぶようにすることがおすすめです。