遺族年金はどのくらいもらえる?

仕事と子どもの有無によって、もらえる額が違う 遺族年金にはいくつかの種類があり、もらえる金額も、サラリーマンか自営業か、また18歳未満の子どもがいるかいないかによっても異なってきます。 18歳未満のお子さん(高校生までの子ども)がいれば、職業に関係なくもらえるのが遣族基礎年金。遺族基礎年金は、18歳未満のお子さんが何人いるかによって、支給される金額が決まっています。 18歳未満の...

病気やケガで働けない場合の公的保障

いざというときには「傷病手当金」 病気やケガで仕事ができず、有給休暇を使い果たしてしまったらどうなるのでしょうか?欠勤扱いで給料がもらえないとしたら、大ピンチです。 会社員が加入している健康保険なら「傷病手当金」が救世主となってくれます。 これは、病気やケガで労務不能となり、収入が減少またはもらえないときの生活の不安に対し、その所得を保証する目的で設けられた健康保険の制度です。連...

高額な医療費がかかった場合の公的保障

「高額医療費の制度」とは 現在、健康保険の自己負担額は、本人・家族とも3割ですが、この自己負担分として支払った医療費が高額だった場合、「高額療養費の制度」があります。これは、どんな病気やケガのときでも利用できるので、大変にありがたい制度です。この制度が適用される際の条件は次の4つです。 「高額医療費の制度」の条件 ①1ヶ月(1日~末日まで) ②1つの病院・診療所 ③同じ傷...

サラリーマンの遺族年金

支給される対象は? 厚生年金に加入しているサラリーマンの夫が亡くなった場合には、18歳未満の子ども(障害のある子どもは20歳未満)がいれば、自営業者と同じように「遺族基礎年金」が支給され、それに加えて「遺族厚生年金」も支給されます。 なお、遺族厚生年金が支給される対象者は、生計を維持されていた配偶者と子ども、父母、孫、祖父母です。 夫については、厚生年金に加入している妻が亡くなっ...

自営業者の遺族年金

支給される対象は? 国民年金だけに加入している自営業の夫が亡くなった場合は、年金が支給さ れる人はとても限定されています。 亡くなった時点で、「18歳未満の子どもがいる妻」または、「子ども」に限って「遺族基礎年金」がもらえるのです。 「子ども」というのは、18歳の誕生日を迎える年度の3月31日までが対象になりますので、高校を卒業するまでは年金が支給されますが、卒業すると支給され...

「公的保障」を知っておかないといけない理由

「公的保障」で足りない分を保険で補う 生命保険を考える際に、公的保障の知識は必須といえます。 生命保険の加入や見直しを考えた人が最初に思うのは、「いくらの保険に入っておけばよいのだろう」ということでしょう。この「いくら」を"必要保障額”といいます。 必要保障額(必要な保険金額)は、「万が一のことが起こったときに必要になるお金」から、「公的保障や企業の保障、貯蓄などすでに準備が...

公的保障で保険を補う

「公的保障」で足りない分を保険で補う発想で まず「公的保障」に関して話をしていきます。生命保険の本なのに、どうして公的保障の話から? と不思議に思われる方もいるかもしれません。 実は、生命保険を考える際に、公的保障の知識は必須といえるものなのです。生命保険の加入や見直しを考えた人が最初に思うのは、「一体いくらの保険に入っておけばよいのだろう」ということでしょう。 この「一体いくら...